税収は見込みより多かったのか 令和3年度は当初の見込み57.4兆円・決算67.0兆円 令和4年度は65.2兆円・71.1兆円 10月13日の予算委の数字を検算
◷ 速報・書き起こし(会議録は後日)
テーマ:国会・予算|出来事:2026年10月13日(衆議院 予算委員会)|最終更新:2026年10月31日
2026年10月13日の衆議院予算委員会の質疑の字は、衆議院インターネット審議中継の映像を番組が書き起こした字です。会議録に載ったら照らします。数字の検算に使った当初の見込みは過去の国会会議録(# は発言番号)、決算は財務省の税収の表です。差は、このページで計算しました。
要点
- 2026年10月13日の衆議院予算委員会で、田村憲久議員(自由民主党・無所属の会)は、税収の見込みと決算を並べたパネルを示しました。書き起こしでは「令和3年からいきましょうか」「57.4兆円がですね」「67兆円ですよ」「令和4年が65.2兆円が71.1兆円」「全部これ上振りしてます」。食料品の消費税の引下げの財源の話の中での発言です。(資料01・02)
- 数字は、当初予算の税収の見込みと、決算の税収に合います。令和3年度は、当初予算の見込みが57.4兆円(鈴木財務大臣の答弁)、決算が67兆379億円(財務省の表)。令和4年度は、当初予算の見込みが65.2兆円(財務省の主税局長の答弁)、決算が71兆1,374億円です。差は、令和3年度が約9.6兆円、令和4年度が約5.9兆円です(このページの計算)。(資料03・04・05)
- どちらの年度も、途中の補正予算で見込みを上げています。令和3年度は補正後63.9兆円、令和4年度は補正後68.4兆円。決算は補正後の見込みよりも、令和3年度で約3.1兆円、令和4年度で約2.7兆円多い数です(このページの計算)。(資料03・04・05)
- 答えた片山財務大臣は、税収の上振れには触れず、補助金と基金の見直しを述べました。書き起こしでは、補助金は「費用対効果の検証」と「重複排除」、基金は「年度末の見込みで7兆円」「国庫返納」などの言葉です。(資料02)
根拠
税収の検算
| 年度 | 当初予算の見込み | 補正後の見込み | 決算 | 決算−当初 | 決算−補正後 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和3年度(2021年度) | 57.4兆円 | 63.9兆円 | 67兆379億円 | 約9.6兆円 | 約3.1兆円 | 資料03・05 |
| 令和4年度(2022年度) | 65.2兆円 | 68.4兆円 | 71兆1,374億円 | 約5.9兆円 | 約2.7兆円 | 資料04・05 |
出典:令和3年度の当初と補正後の見込みは資料03(2021年12月13日の鈴木財務大臣の答弁)。令和4年度は資料04(2023年6月9日の財務省主税局長の答弁)。答弁の字は下の「国会のやりとり」にあります。決算は資料05(財務省「昭和54年度以降の税収の推移」の一般会計税収。単位は億円で、令和3年度670,379億円、令和4年度711,374億円)。差は、このページの引き算です。
比べ方の注意
- 「上振れ」の大きさは、当初の見込みと比べるか、補正後の見込みと比べるかで変わります。パネルの数(書き起こし)は当初の見込みと決算の組です
- 当初と決算の差は、このページの計算では約9.6兆円です(決算の67兆379億円から、答弁の57.4兆円を引いた数。57.4兆円は答弁で丸めてある数です)
資料
| 番号 | 資料 | 種類 | 確かめた日 |
|---|---|---|---|
| 01 | 衆議院インターネット審議中継 2026年10月13日 予算委員会(田村憲久議員の質疑。9時00分から1時間01分) https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=56450 | 映像 | 2026-10-25(質疑者と時刻は審議中継の一覧の記録。熱血政治のアーカイブ用の計画に写したもの) |
| 02 | 番組の書き起こし(上の映像を自動で書き起こした字) | 書き起こし | 2026-10-25(田村議員の持ち時間の終わりの方。税収のパネルと片山財務大臣の答弁の場面) |
| 03 | 国会会議録 衆議院 予算委員会 2021年12月13日 #112(鈴木財務大臣) https://kokkai.ndl.go.jp/txt/120705261X00220211213/112 | 会議録 | 2026-10-25 |
| 04 | 国会会議録 衆議院 財務金融委員会 2023年6月9日 #86(財務省主税局長) https://kokkai.ndl.go.jp/txt/121104376X02220230609/86 | 会議録 | 2026-10-25 |
| 05 | 財務省「昭和54年度(1979年度)以降の税収の推移」(Excel) https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/zeisyu.xls ページ https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a03.htm | 公式資料 | 2026-10-25(一般会計税収の列) |
| 06 | 国会会議録検索システム https://kokkai.ndl.go.jp/ | 会議録 | 2026-10-25 18時台に、会議の一覧の API で第222回国会を検索。28件。衆議院予算委員会は10月9日(第1号)だけ。発言の API で語「五十七・四兆円 税収」・期間 2021-01-01〜2023-12-31 で5件、語「六十五・二兆円 税収」で4件 |
国会のやりとり
◷ 書き起こし(会議録は後日)。字は、番組の書き起こしの字です(2026年10月25日の時点で、会議録の衆議院予算委員会は10月9日の1件だけ)。聞き違いがありえます。会議録に載ったら照らして、札を ✓ に替える予定です。
2026年10月13日 衆議院 予算委員会(資料01・02)
田村憲久 議員(自由民主党・無所属の会)(書き起こし)
令和3年からいきましょうか。57.4兆円がですね、まずは67兆円ですよ。[中略]令和4年が65.2兆円が71.1兆円。全部これ上振りしてます。
片山さつき 財務大臣(書き起こしの要旨)
補助金については、費用対効果の検証と、重複の排除。基金については、年度末の見込みで7兆円、現時点ではまだもう少しある。基金に滞留している資金は国庫に返納していただき、国庫債務負担行為の活用など、具体的に見直しの検討を進める作業に入った。
書き起こしの字は自動で書き起こしたもので、「上振り」は会議録では別の字になる可能性があります。片山大臣の答弁は、書き起こしの字が崩れている所があるため、要旨にしました。
検算に使った過去の答弁
鈴木俊一 財務大臣 2021年12月13日 衆議院 予算委員会 #112(資料03)
[中略]令和三年度の補正後税収につきましては、当初予算税収五十七・四兆円からプラス六・四兆円の増額補正を行い、六十三・九兆円となっておりますが、[中略]
住澤整 財務省主税局長 2023年6月9日 衆議院 財務金融委員会 #86(資料04)
[中略]令和四年度の一般会計税収につきましては、当初予算におきまして六十五・二兆円と見込んだところでございますが、昨年末の第二次補正予算におきまして三・一兆円の増額補正を行い、補正後におきまして六十八・四兆円を見込んでいるところでございます。[中略]
経過
| 日付 | 出来事 | 出典 |
|---|---|---|
| 2021年12月13日 | 鈴木財務大臣が、令和3年度の当初の見込み57.4兆円・補正後63.9兆円を答弁 | 資料03 |
| 2023年6月9日 | 財務省主税局長が、令和4年度の当初の見込み65.2兆円・補正後68.4兆円を答弁 | 資料04 |
| 2026年10月13日 | 衆院予算委で、田村議員が税収の見込みと決算のパネルを示した | 資料01・02 |
| この後 | 10月13日の会議録が載ったら、字を照らして札を替えます | 資料06 |
訂正の記録
なし
確かめた所と読むときの注意
確かめた所
- 当初と補正後の見込みは、国会会議録検索システムの API で取った過去の答弁(資料03・04)の字で確かめました(2026年10月25日)
- 決算の税収は、財務省の Excel(資料05)を開いて確かめました
- 2026年10月25日の時点で、会議録の衆議院予算委員会が10月9日(第1号)だけだったことは、資料06 の行の条件で確かめました
読むときの注意
- 田村議員の会派は、審議中継の一覧の記録によります
